奈良で古墳を学ぶ旅をしてきた。という話

こんにちは、トラログです。

先日、奈良に旅行してきました。

奈良といえば、飛鳥藤原が新たな世界文化遺産になることに内定しましたよね。

奈良は平城京含めて古代の都として有名で、元々平城京周辺が世界遺産だったわけですが、その前の都も世界遺産になることなったということになります。

ではみなさん、奈良が飛鳥藤原の前の時代にも日本の中心だったことはご存知でしょうか?

奈良には巨大な前方後円墳をはじめとした古墳時代の遺産が多いのです。

トラログは大学生の頃、古墳時代の研究をしていましたので、奈良といえば古い巨大古墳の聖地というイメージです。

ということで、今回の奈良旅行は古墳関係の名所を巡ってきましたので、共有します。

回りやすさを意識したモデルコースとして活用いただけたら幸いです。

目次

奈良は古墳の聖地

前述の通り、奈良は古墳の聖地の一つです。

特に、古墳時代前期の古墳が非常に多いのが特徴で、卑弥呼の墓?と言われている箸墓古墳をはじめ、巨大な古墳も多いです。

世界文化遺産に登録された巨大古墳は大阪の古市・百舌鳥古墳群ですが、それよりも古い時代の巨大古墳が奈良にはあります。

他にも、飛鳥藤原の時代に差し掛かりそうな時代の古墳があり、大変貴重なお宝が出土した藤ノ木古墳などは有名ですね。

一般的に、奈良は古墳でアピールされているイメージがないかもしれませんが、古墳だけで旅行が組めてしまうぐらいには宝庫です。

今回紹介するコースは奈良の古墳の一部しか回れないのですが、時間が許すなら足を伸ばす価値が高いスポットは他にもありますので、いずれまたご紹介したいと思います。

奈良の古墳巡りコース

まずは行程を概観しましょう。

  1. 橿原考古学研究所附属博物館
  2. 桜井市文化財センター
  3. 箸墓古墳
  4. ホケノ山古墳
  5. 渋谷向山古墳
  6. 黒塚古墳、黒塚古墳記念館
  7. 行燈山古墳

トラログも実際このコースで回りました。

雨天とレンタカーの時間の関係で一部スキップしたのが非常に残念でしたが、大変勉強になったし、楽しめました。

それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

橿原考古学研究所附属博物館

メスリ山古墳の巨大円筒埴輪

橿原考古学研究所(通称:橿考研)は考古ファンなら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

奈良県の橿原神宮近くに設置された橿原考古学研究所の附属博物館です。

常設展示は旧石器時代から奈良時代ぐらいまでが守備範囲の印象で、貴重な考古資料がたくさん展示されています。

特に手厚いのは古墳時代の展示室で、メスリ山古墳の巨大な円筒埴輪と藤ノ木古墳の金キラの副葬品が大きな見どころです。

メスリ山古墳の巨大な円筒埴輪はいろんなところで擦られ続けてる有名な写真があります笑

それ以外にも有名な古墳の埴輪や副葬品がたくさん展示されており、古墳やその時代についてかなりイメージがつくと思います。

ここで予習すると、この後巡る古墳がいかに凄いか理解できると思うので、最初に立ち寄るのが良いと思います。

桜井市文化財センター

纏向遺跡から出土した犬の骨

箸墓古墳に行く前の寄り道スポットです。

桜井市文化財センターでは箸墓古墳近くでの発掘調査成果が展示されていたり、そのほかの桜井市の遺跡での出土品が展示されています。

周辺の古墳マップを入手することも可能ですし、立ち寄る価値ありです。

箸墓古墳

道路の脇がすぐに墳丘

やっと古墳です。

箸墓古墳は、卑弥呼の墓ではないかと言われている200mを超える古墳時代初期の大型前方後円墳です。

宮内庁により陵墓指定されているために大規模な発掘は多くありませんが、非常に重要視されている古墳です。

昔からずっとここに来てみたかったんですが、やっと実現しました。

実際墳丘のすぐそばまで行くことができます。トラログも歩ける範囲で歩いてみました。

陵墓で墳丘本体にここまで近づけるのは珍しいのではないかなと思うので、ぜひみなさんも行ってみてください。

運よく遺物が転がってたりしないかな…とか思っても、勝手に持ち出すのは厳禁なのでみなさんもお気をつけて笑

ちなみに、無料で駐車場を利用することができます。

ホケノ山古墳

主体部再現

ホケノ山古墳は、箸墓古墳のすぐ近くにある古墳時代初期の帆立貝型古墳になります。

前方部が撥状に広がる纏向型前方後円墳とも言われますよね。

ホケノ山古墳は、墳丘に登ることもできます。

実際墳頂から前方部を見てみると、撥状に広がっている様子がわかりました。

さらに、墳頂部からは箸墓古墳も見えます。なんとなく関係性を感じてしまいますよね。

さらに、主体部(被葬者が葬られてるところ)の発掘状況も再現されていて、見学しがいのある古墳かなと思います。

渋谷向山古墳

渋谷向山古墳は、箸墓古墳よりはもう少し時代が降る4世紀の古墳です。

景行天皇陵に指定されているので、入ることはできませんが、古墳時代前期の巨大古墳としてして見てみる価値アリです。

景行天皇はヤマトタケルの父親としても聞き覚えがあるのではないでしょうか?

トラログは雨と時間切れでスキップしました。

黒塚古墳、黒塚古墳記念館

33枚の銅鏡が出土した主体部の再現

黒塚古墳は、3世紀の古墳です。

巨大ではありませんが前方後円墳で、銅鏡が33枚と大量に出土したことで非常に有名な古墳です。

黒塚古墳の隣には黒塚古墳記念館があり、記念館には銅鏡33枚が出土した主体部の竪穴式石室が再現されていて非常に見応えがあります。

展示室の2階には、レプリカにはなりますが、33枚の銅鏡が全部並べられていて非常にいい景色でした。

黒塚古墳も登ることができるので、記念館で予習してから登ると、主体部をイメージして前方後円墳を楽しむことができるので、とてもおすすめです。

行燈山古墳

行燈山古墳は、渋谷向山古墳と近い時代の巨大古墳です。

崇神天皇陵に指定されています。

崇神天皇は実在した最初の天皇ではないか、とも言われていますね。

陵墓指定の真偽は置いておくとしても、古墳時代前期の巨大な古墳の一つとして注目すべきなのは変わりません。

渋谷向山古墳や黒塚古墳とご近所なのでぜひ立ち寄ってみてください。

なぜ最初に博物館に行くのか

おすすめコースを上述しましたが、最初が橿原考古学研究所附属博物館に設定されているのが気になった方もいるのではありませんか?

博物館に行くより、先に古墳に行く方がいいのでは?と考えがちですが、トラログ的には逆の方が一般向けにはいいかなと考えています。

考古学を勉強している学生には、遺構や遺物を先入観なく見てもらう方がいいのかもしれませんが、一般の観光であれば、先に博物館に行って予習した方がいいと思います。

正直、考古関係の遺跡や遺構にいきなり行っても何を見ればいいのか分からない場合が多い気がしませんか?

トラログ自身も、昔から遺跡に行くのは好きでしたが、大学で考古学の勉強をするまでは何を見たらいいのかイマイチ分かりませんでした。

それに対して、先に博物館に行ってその遺跡やその時代について把握すると、何がすごくて何が見どころなのか分かりやすいので、遺跡を実際に見る時により楽しめると思います。

ぜひ試してみてください。

奈良で古墳巡るなら車が便利

今回紹介したコースは奈良駅周辺から車で回るのを想定したものになります。

電車でも周れないことはないと思うのですが、各スポットがそれぞれちょっと距離があるので、徒歩が大変かなという印象でした。

奈良で古墳関係を観光するなら車が無難かなと思います。

ただ、車に乗れないと古墳が見れないのかと言われたら、そうではありません。

車乗れない人には自転車で回れる代替コースもあります。

平城宮のところで1日自転車をレンタルすれば、その周辺の佐紀古墳群の大きな古墳を回ることが可能です。

上記で紹介した古墳とは異なりますが、巨大な古墳を数個見ることができますので、楽しいと思います。

予習用の博物館がないのが玉に瑕かなという感じでしょうか…

奈良で日本の古墳を楽しもう

奈良には東大寺や法隆寺などの世界遺産以外にも古墳という大きな魅力があります。

まだインバウンドの観光客に知られていないようで、奈良の古墳は快適に楽しむことが可能です。

考古遺物も見どころ満載なので、ぜひ奈良に来て楽しんでみてほしいです!

ではまた。

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